Appleが「Magic Keyboard」発売前に重量を公開しなかったのは不誠実だと思う件
タイトルと冒頭のツイートで終わる話ではあるんですが、備忘録として。
AppleがiPad Pro向けのアクセサリーとして「Magic Keyboard」を発表したのは3月18日。
同じタイミングで発表された新型iPad Proなどは3月中にテックメディアでの「実機レビュー」も行われる一方、Magic Keyboardだけは画像と仕様からの言及しかなく「発売も先だし、物がないんだろうな」と思っていた。
で、だ。
11インチ用が31,800円(税別)・12.9インチ用が37,800円(税別)とそこそこのお値段がするこのアクセサリー、発売前に「重量」が全く分からなかった。
Apple公式サイトにも、メディアにも「重量」の表記がない。
(もしかしたら私が探せていないだけかもしれないが、発売後の4月22日時点で公式サイトの製品ページにない時点でダメだとジャッジするので、論旨は変わらない)
iMac用のアクセサリー、あるいはHomePodなど、「家で使うっしょ」的な製品であれば多めに見るが、これはiPad用のアクセサリーである。
と、言うかMacなどで使う従来のMagic Keyboardは重量の表記がある。

一方、iPad Pro用のMagic Keyboardは重量表記なし(4月22日時点)

結局蓋を開けてみたら
11インチ用 600g
12.9インチ用 698g
と購入者からの報告が上がっており、いずれもiPad本体よりも重い。
iPadが「浮く」仕組みを考えると、土台が重くなるのは想像できるけれど、それはAppleが重量を公開しなかったことを正当化しない。
購入者からは「重さ」以外の部分、使い勝手などでは好意的な声が上がっているが、だからこそケチが付かないよう公表して欲しかったと思う。
ぶっちゃけ、Appleストアで購入した商品は開封後に返品ができる。
だから重さに不満がある人は返品してしまえばいい。
ただ、この制度があるからと言って製品の「弱点」を発売前に公表しないことは不誠実だと思う。
個人商店ならともかく、Apple大先生なんだからそこんところ宜しく頼みます。
(あまりの重さに私はMacBook Airを手配したよ)